今回、既存のサイト「keimatsumoto.com」が持っている「ホームページ セミナー 大阪」のSEO評価を新規に作成したサイト「webst8.com」に引継ぎを行いましたのでその結果をご紹介します。
もくじ
以下は本記事のもくじです。
- 1. 特定ページを301リダイレクトで転送設定してSEO評価の引継ぎした結果
- 1-1. 301リダイレクトとは
- 1-2. 引継ぎ前のSEO評価
- 1-3. 対象キーワードの検索ボリュームと競合性
- 1-4. 6月16日リダイレクト設定実施
- 1-5. 経過 徐々に順位が引き継がれていった
- 1-6. 6月19日ほぼ同順位でSEO評価の引き継ぎ完了
- 2. まとめ
それでは説明に入っていきます。
1. 特定ページを301リダイレクトで転送設定してSEO評価の引継ぎした結果
下記は、引き継ぎの結果です。今回は想定通りほぼ同順位で着地することができました。
前提条件・プロセス・結果の詳細について、以下に説明していきます。
1-1. 301リダイレクトとは
まず、301リダイレクトを知らない人のために簡単に説明します。
301リダイレクトは、URLが恒久的に変更された場合に用いられる転送処理のことで、新しいドメインに完全移転する場合やURLが恒久的に変更される場合に利用します。
301リダイレクトを利用すると既存のページの被リンクなどのSEO評価を引き継いでくれます
(※)ただし、移転の規模、コンテンツ、他のサイトの状況、Googleのアルゴリズム改善などのに多少の影響を受けるようです。特に関連性のないサイト・ページへの転送設定はペナルティにつながる可能性もあるので注意が必要です。
以下は、Googleの抜粋です。
検索エンジンの結果で表示されるページの URL を変更する必要がある場合は、サーバー サイドの 301 リダイレクトを使用することをおすすめします。これは、ユーザーや検索エンジンが正しいページにたどり着くことを保証する最善の方法です。ステータス コード 301 は、ページが別の場所に完全に移転したことを意味します。
301 リダイレクトが特に役立つのは次のような状況です:
サイトを新しいドメインに移動し、できるだけスムーズに移行を行いたい場合。
ユーザーが複数の異なる URL を介してサイトにアクセスする場合。たとえば、ホームページに http://example.com/home、http://home.example.com、http://www.example.com といった複数の URL でアクセスできる場合、いずれか 1 つの URL を優先的な(正規の)リンク先として設定し、301 リダイレクトによって他の URL からのトラフィックをその優先 URL に送ることができます。Search Console を使って、使用するドメインを設定することもできます。
2 つのウェブサイトを結合し、無効になった URL へのリンクが正しいページにリダイレクトされるようにしたい場合。
ページの URL の変更と 301 リダイレクトの使用 より抜粋
今回はWebスクール「Webst8」立ち上げに伴い「ホームページ作成セミナー」のページを
既存のサイトURL「keimatsumoto.com/event/homepage-beginner-seminar-osaka/」から
新しく作ったサイトのURL「webst8.com/seminar/wordpress-homepage-osaka/」に引っ越ししましたので、
実際に試した結果をここで説明していきます。
1-2. 引き継ぎ前のSEO評価
まずは引っ越し前のSEO評価について説明します。
引っ越し対象のページは、「はじめてでも3時間でできる!ホームページ作成セミナー WordPress編」で下記のURLです。
keimatsumoto.com/event/homepage-beginner-seminar-osaka/
下記は2016年6月16日引継ぎ直前の状態のSEO評価です。
キーワード | 順位 |
---|---|
ホームページ セミナー 大阪 | 13 |
WordPress セミナー 大阪 | 14 |
ホームページ作成 セミナー 大阪 | 9 |
1-3. 対象キーワードの検索ボリュームと競合性
また、対象キーワードの検索ボリュームと競合性については下記の通りです。
「WordPress セミナー 大阪」
「ホームページ作成 セミナー 大阪」
「ホームページ セミナー 大阪」
ボリューム数は大きくはありませんが、競合性は比較的高めのキーワードとなっています。
1-4. 6月16日リダイレクト設定実施
6月16日に301リダイレクト設定を実施しました。
それとほぼ同時に転送先ページ「https://webst8.com/seminar/wordpress-homepage-osaka/」をサーチコンソールのFetch as Googleでサイトリクエスト実施。
(6月10〜15日くらいの間に新規サイトに転送先のページ「https://webst8.com/seminar/wordpress-homepage-osaka/」を作成しておきました。内容はほぼ完全に同じです。この時点で先ほどのキーワードで順位チェックするとどれも圏外状態でした)
なお転送設定方法としては、元のサイト「keimatsumoto.com」側でWordPressのRedirectionプラグインを利用して、旧ページ→新ページへ301リダイレクトの転送設定を実施しました。
1-5. 経過 徐々に順位が引き継がれていった
さて、経過です。
6月16日設定を実施して、6月17日ではほとんど動きは見られなかったのですが、6月18日時点で、「keimatsumoto.com」から「webst8.com」へSEO評価がだんだん順位引継ぎが行われつつある動きをしていました。
■6月18日時点の「keimatsumoto.com」のSEO評価
■6月18日上記同時刻時点での「webst8.com」のSEO評価
なお、別のツール(SEO検索順位チェッカー)で同時刻にチェックしてみると、こちらはすでに引継ぎが完了しているようでした。
この間は、実際に検索するとまだ「keimatsumoto.com」のサイトが表示されていたり、「webst8.com」のサイトが表示されていたり不安定な感じでした。
Googleもたくさんのサーバーで構成されていると思うので、各サーバー間で同期している最中はばらつきがあるのかもしれません。
1-6. 6月19日ほぼ同順位でSEO評価の引き継ぎ完了
さて、今回の場合は、最終的に6月19日時点で完全にSEO評価の引継ぎが完了した模様です。
■6月19日時点 keimatsumoto.comでのホームページセミナーでの検索結果(引継ぎ後)が圏外になった
■6月19日時点 webst8.comでのホームページセミナーでの検索結果(引継ぎ後)が前回と同じくらいになった
上記の通り、元のサイト「keimatsumoto.com」のSEO評価が圏外になり、新規サイト「webst8.com」での評価がほぼ同順位で着地しました。
(なぜか少しランキングが上がっててラッキー(^^))
2. まとめ
まとめです。
今回は、既存のサイト「keimatsumoto.com」が持っている「ホームページ セミナー 大阪」のSEO評価を新規に作成したサイト「webst8.com」に引継ぎを行いましたのでその結果をご紹介しました。
今回は、全く同じ内容のページを301リダイレクトで転送設定したところ、ほぼ同順位での着地となり完全に引き継ぎができたようです。
ただし、どんなサイトでも完全に引き継げるかというとそうでもないようで、ただし、移転の規模、コンテンツ、他のサイトの状況、Googleのアルゴリズム改善などのに多少の影響を受けるようで、
必ずしも同じような結果にはならないかもしれない点はご注意ください。
別のサイトに引っ越しを考えている場合の参考になれば幸いです。
今回は以上になります。最後までご覧いただきありがとうございました。